【計画的詐欺行為】
田中肇容疑者(32歳)を含む5人の男女が、保険金詐欺の疑いで滋賀県警交通指導課に逮捕された。大津市の販売業者である田中容疑者を中心としたグループは、過去に複数回の自動車追突事故を故意に引き起こし、これにより保険金を不正に得るという計画的な詐欺行為を繰り返していたとされている。
【損害額と被疑者の関与】
具体的には、平成20年の2月と前年の3月に起こった2件の事故により、休業補償や慰謝料などの名目で保険会社から計約770万円の保険金が詐取された。田中容疑者は、他の数件にも関与したと供述しており、警察は彼と関連性が疑われる別の男3人が約410万円の保険金を詐取した疑いも調査している。
【治療費名目の詐欺】
また、東近江市の柔道整復師、小島朋子容疑者(39歳)も同様の詐欺容疑で逮捕されている。彼女は田中容疑者の依頼を受け、事故で怪我をしたとする虚偽の治療証明書を作成。これにより、治療費名目の保険金として約300万円を不正に得たとされている。
【被疑者の認識】
滋賀県警によれば、田中容疑者を含む5人は全ての容疑を認め、小島容疑者も「小遣い感覚でやった」と語っている。これらの事実は、被疑者たちが組織的かつ計画的に詐欺行為を行っていたことを示しており、捜査はさらに深まることが予想される。
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