■中村和明
大阪府警曽根崎署は1日、大阪市営バス運転手、中村和明容疑者(48歳、大阪市東淀川区豊里4在住)を覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕しました。「数年前からストレス解消のために使用していた」との容疑を認めているとのことです。
中村容疑者は「7月31日の朝に吸った」と供述しています。大阪市交通局によると、彼は守口営業所(大阪府守口市)に勤務し、同日午後2~11時に4つの路線で路線バスを運転していました。曽根崎署は、覚せい剤を使用した後にバスを運転したと見て詳しく調べています。
同署によると、7月31日午後11時50分ごろ、大阪市北区で急加速や車線変更を繰り返す軽乗用車をパトロール中の署員が発見。運転していた中村容疑者を職務質問し、車内にあったシャツの胸ポケットから覚せい剤の吸引器を見つけました。尿検査で陽性反応も出たため逮捕しました。
大阪市交通局では、過去にも1996年と1999年に市営バスの運転手が、そして2009年には市営地下鉄の駅助役が覚せい剤の所持や使用の疑いで逮捕されました。同局によると、2009年に一度地下鉄やバスの運転手らに尿検査を行ったが、その後は検査を実施していないとのことです。
大阪市交通局は「公務員としてあるまじき行為。事実関係を調査の上、厳正に対処する」とコメントしています。