「捜査記録の捏造:警察官とその周辺」
兵庫県警は、警部補の常深洋蔵容疑者(52歳)とその部下、巡査部長の松本和也容疑者(33歳)、さらにその他2人を虚偽有印公文書作成の疑いで逮捕しました。彼らは覚せい剤取締法違反事件の調査中に虚偽の供述調書を作成したと疑われています。2人の警察官は「おおむね間違いない」と述べ、容疑を認めています。
他の2人とは、常深警部補の知人である45歳の男性と、別の詐欺事件で起訴された42歳の被告のことを指しています。彼ら四人が協力して2011年12月19日に、覚せい剤取締法違反事件に関連する供述調書を作成したとされています。その中には虚偽の情報が含まれていました。具体的には、知人の男性が「40代の男性が同年10月に覚醒剤を持っていたのを見た」と供述していると記録されていました。しかし、実際にはその男性が覚醒剤を所持していたことを確認した証拠は存在しないとのことです。
「捜査の真実:公の秩序を崩す不正行為」
この不正行為は、以前に詐欺事件で起訴された被告が昨年10月に捜査2課に逮捕された際の取り調べから発覚しました。その被告の証言などから、これらの警察官とその知人が虚偽の供述調書を作成していたという疑惑が浮上したのです。この事件は公共の秩序に対する重大な侵害であり、警察に対する信頼を揺るがすものとなっています。