無免許で鍼治療を施し女性を死亡させた元副院長に有罪判決
7日、大阪地裁は、無免許で女性の背中に鍼治療を施し、その結果女性が死亡したとして、業務上過失致死とあん摩マッサージ指圧師・はり師・きゅう師等に関する法律違反の罪に問われていた鍼灸整骨院の元副院長、岡村祐樹被告（27）に対し、懲役3年（執行猶予5年）、罰金50万円の判決を言い渡しました。
懲役3年、執行猶予5年、罰金50万円
判決によると、被告は昨年の9月から12月にかけて、はり師の免許がないにもかかわらず、大阪府池田市の鍼灸整骨院などで2人に対し合計14回、鍼治療を施しました。さらに、昨年12月には、そのうちの1人である女性の背中に約3センチの深さまで針を刺し、肺を傷つけてしまいました。この結果、女性は低酸素脳症で死亡しました。
被告側は、業務上過失致死罪については、鍼を刺した深さは1.9センチ以内だったと主張し、また女性の肺の状態がもともと悪かったとして無罪を主張していましたが、これに対する有罪判決が下されました。判決は求刑通りとなりました。
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