麻薬逮捕|高橋務

薬物・ドラッグ

全国初の大麻種子販売逮捕:兵庫県警、ウェブデザイナーを摘発

埼玉県東松山市山崎町在住のウェブデザイナー、高橋務容疑者(30)が、大麻の栽培を助長するための大麻種子販売サイトを運営していたとして、兵庫県警により逮捕されていたことが23日、県警への取材で明らかになった。大麻種子の販売に関する逮捕は、全国初のケースとなる。これは、麻薬特例法違反(あおり、唆し)に該当するとされる。

高橋容疑者の運営するホームページでは、「観賞用」の大麻種子を「10粒1万6千円」で販売していたという。また、「発芽・栽培目的の購入お断り」などと主張しながら、オランダの大麻吸引品評会で優勝した事実を提示し、不特定多数の顧客に対して大麻の栽培を暗に勧めていたとされている。現在、高橋容疑者はこの容疑を認めている。

法の穴を突くホームページ:「観賞用」の表記で大麻種子を販売

大麻種子の販売そのものを規制する法律は存在しないため、販売者が顧客が栽培することを知りながら販売する行為が違法とされている。それを逆手に取り、「観賞用」と表示して販売するホームページが増加しているという。しかし、兵庫県警は「観賞用の大麻草は存在しない」との専門機関の意見書をもとに、このケースについて立件することを決定した。

この事例は、大麻種子のネット販売という未解明の領域について、法執行機関がどのように対応すべきかを示す一方で、同時に大麻の栽培や使用の増加に対する社会的な警戒心を高めるものとなる。

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