京都家裁書記官、広田照彦容疑者の詐欺手口の詳細:詐取総額は約6千万円
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京都家裁書記官である広田照彦容疑者(36歳)が、振り込め詐欺で凍結された銀行口座から不正に資金を引き出した事件に関連して逮捕され、詐欺や有印公文書偽造など9つの容疑で起訴されました。広田容疑者は、認知症の資産家から財産をだまし取った疑いもあり、その詐取総額は約6千万円に上ると見られています。
広田容疑者が用いた詐欺の手口
- 振り込め詐欺に使われた口座情報を預金保険機構のホームページから取得。
- 本物の契印や偽造された公印を使用して、京都地裁の民事調書判決を偽造し、さいたま地裁熊谷支部に送付。
- 偽の振り込み依頼書を使って、他人名義で銀行が凍結した口座から約4千万円をだまし取る。
これは、公務特権を悪用した「前代未聞の書記官事件」である。広田容疑者は、公開された口座の名義人を被告にした架空の民事訴訟を作成した疑いがあります。原告は広田容疑者が創り出した架空の人物「馬場氏」で、偽造された京都地裁の判決では、口座の名義人が数百万円を返すよう命じていました。広田容疑者はこの判決書をさいたま地裁熊谷支部に送り、差し押さえ命令を出させ、公告後、60日以内に口座の金の権利を得ることに成功しました。
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